このところ毎年夏になると、音楽之友社の「Stereo」からムック誌でスピーカーユニットと、それに対応したスピーカーボックスのキットを付録としたものが発売されています。
これまでもそれなりにずっと興味はあったのですが、差し迫って必要なものでもないし、買うかどうか迷っているうちに売り切れて手に入らなくなったりで、、、。
今年は10月になってもまだ在庫があるみたいですし、先日、真空管アンプも復活したので、2017年版のQWT型エンクロージュアを購入し製作することにしました。
冊子を確認
何はともあれ、スピーカーユニットとエンクロージュア・キットに付いている冊子を確認。
付録ユニットであるパイオニア製のOMP-600は他社向け(OEM用)にのために作られたもので、6cmと呼ばれている振動系のサイズはエッジまで含めて53mmで、マグネットはそれより大きい55mmだそうです。自宅で普段パソコンの音声を再生しているラジカセのスピーカーも6cm程度ですが、キット完成後にどういった音の違いがあるか比較してみようと思います。
QWT型エンクロージュアは市販品には採用例が少ない方式らしく、完成後どんな音になるか楽しみです。
計算式やグラフを用いて設計のポイントとかあれこれ解説もありますが、技術的なことはさっぱりわかりません。しかしながら、作ることに支障はないのでこれはこれで良しとしましょう。
調整のポイントについては吸音材を用いての方法が簡単でお薦めとあり、具体的に吸音材に適したものが紹介されています。
吸音材用に観賞魚の水槽に使用するフィルター
吸音材には観賞魚の水槽に使用するポリエステルのフィルターが良いとあります。
そこで、キットには吸音材に発泡剤シート(俗にいうスポンジ)もついていますが、ホームセンターにてろ過マットなるものを購入しました。
冊子ではカインズホームの8枚入りPB商品の普及品とありましたが、おそらくこれも同じ類のものと思われます。
売り場には同種のものが3種類ありまして、買ったのは一番安いやつ。マットのサイズが約38×12cmの6枚入りが302円(税込)でした。
これで音が良くなるのかどうかは知りませんが、気は心とでも申しましょうか、とりあえず使ってみようと思います。
キット組み立てに必要なものを揃えてみた
スピーカー工作自体はさほど難しいものではないようですが、作るにあたって必要となるものを家にあるもので一通りそろえてみました。
ハタガネ、クランプは無ければ無くて作れないこともないでしょうが、隙間なく組むにはやはりあった方が良いかと思います。
ここにはありませんが、木工用ボンドのはみ出しには水に濡らし固く絞った雑巾も必要ですね。
つくり方、製作過程の確認
キットなので板材の正確なカット作業がない分、手の早い人なら1日もあれば作り上げてしまいそうですが、私の場合ボチボチと時間をかけて作っていこうかと思います。
アマゾンでのスピーカー工作の基本&実例集2017年版 (ONTOMO MOOK)のレビューを見ると評判も良さそうなので完成後の音に期待が持てます。
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