子供の科学のラジオ第2弾「#4 感度がよい2石レフレックスラジオ」

#4 感度がよい2石レフレックスラジオ 部品 DIY

#4 感度がよい2石レフレックスラジオ

タイトルに「感度がよい」とあります。

素のゲルマニウムラジオと比べてどれくらい感度が良いのか、大いに気になるところです。

スピーカー式のラジオとして子供の科学のラジオでは紹介されていますが、ここではいつものようにおもちゃのギターアンプで音出ししています。

まずは部品を揃える

#4 感度がよい2石レフレックスラジオ 部品

このラジオには、2SC372と2SC735の二つのトランジスタが使用されています。

それぞれ今では代替品として2SC1815と2SC1959を使うようですが、2SC372が手に入ったので2SC372をそのまま使ってみました。

トランジスタ 2SC372(樫木総業株式会社で購入)

2SC1959等、いくつかトランジスタを購入する際、購入金額が1,000円未満の場合、梱包手数料が別途かかるため、購入金額の帳尻合わせに2SC372を10個ほど注文しました。

樫木総業株式会社|エレクトロニクスの総合商社
私たちは、エレクトロニクスのプロフェッショナル集団として、あなたにの事業に沿った最適なご提案をいたします。コネクタ製造販売・ACアダプター製造販売・プリント基板製造販売・LED販売・電子部品販売。

抵抗やコンデンサは電子パーツ通販のKURA Yahoo!店で必要なものを個別に買っていたのですが、抵抗はアマゾンで、「2000個入り 100種 各20個 金属皮膜抵抗器 1/4W 1Ω-1MΩ 組合せキット」というの新たに手に入れました。

2000個入り 100種 各20個 金属皮膜抵抗器 1/4W 1Ω-1MΩ 組合せキット ダイソーの100円ケースに収納

一応、抵抗の値はスタンプが押されていたのですが、これがほとんど不鮮明で読み取ることができません。

仕方ないのでひとつずつ測定しながら、自ら手書きでそれぞれの抵抗値を書き入れました。

このあたりは良くも悪くもチャイニーズ・クオリティーなのかもしれません。

これで抵抗に関して、簡単な電子工作に必要なものは一通り揃えることが出来ました。

抵抗やコンデンサ、トランジスタにダイオード、LEDまで一つのセットとして販売されているものもありますが、使わないようなものまで抱き合わされて、自分にはどのパーツも中途半端に感じられました。

結局これらのセットに無いものはまた個別に揃えなければならない訳で、、、。

何でもいっぱいあるようで、実はそうでないようで。

ブレッドボードを快適に使うために 可変抵抗器編

ブレッドボード用可変抵抗器

可変抵抗器の三つの端子部分に、短くカットしたスズメッキ線をハンダ付けしてミニブレッドボードに差し込んでいます。

それだけだと安定性が悪いので輪ゴムで暫定的(半永久的)に固定しました。

ミニブレッドボードを半分にカットして、ひとつずつ別々にしようかとも考えたのですが、あまり細切れにしても使い勝手が悪そうなので二つでひとつの状態のままにしました。半分にカットすること自体が面倒くさいのもありますが。

ブレッドボードを快適に使うために バリコン・バーアンテナ編
バリコンとイヤホンジャックをケースに収める バリコンを直接手に持って操作しても良いのですが、それだと筐体自体を潰しそうになります。 しっかりしたケースに収めてやることで安定して使えるようになりました。 ポリバリコンには延長シャフトを介してツ...

2石レフレックスラジオの出来は?

毎度のことながら、ブレッドボード上に組んではみたものの、一発で音が出ることはありません。

配線ミスが何か所か必ずあります。

回路図を何度も確認しながら実際のものと照らし合わせます。

トライ・アンド・エラー、エラー・アンド・エラーを何度か繰り返すうちに何とか音が出るようになります。

その結果がこちらです。

見ての通り、聞いての通りです。

高い周波数になるとほとんど木魚。

ポツポツ、ボツボツと発振してしまいます。

発振しない時もあり、その時は1575KHzのAFN岩国も受信できるのですが、、、。

如何せん全体的に音が歪み、期待とは裏腹な結果となりました。

ひょっとしてまだどこか配線ミスや部品の取り違いがあるのかも?

日を改めてもう一度確認してみます。

一体どこが悪いのでしょうか?

コメント

  1. KEIZO NISHINAGA より:

    このラジオは当時実際に作ってみましたがとても2石とは思えない感度のよい物で地元ローカル局は全部受信出来ました。又当時強力な海外局のモスクワ放送もかすかに聞こえました。中波とはいえ高周波増幅回路を持ってますのでブレッドボードでの製作には向かないと思います。

  2. KEIZO NISHINAGA より:

    このラジオは製作記事に忠実に作ると2石とは思えない高感度で、充分実用になります。今となって回路図を見ても少ない部品で出来、発振しにくいようよく考えられています。それをブレッドボードでいい加減に作って本来の高性能を否定するようなことはこの製作記事をおとしめる物です。ネットに公表するなら真面目にやって下さい。

    • UKEURI hide より:

      ラジオ製作に関し無学な私がやるお遊び程度の素人工作はKEIZO NISHINAGA様の意に沿わないものかもしれませんが、そこはひとつ「ブレッドボードでいい加減に作る程度の技量しかない素人の真面目な失敗記録」としてご理解を頂ければ幸いです。コメントありがとうございました。

      • KEIZO NISHINAGA より:

        子供の科学のラジオ第2弾「#4 感度がよい2石レフレックスラジオ」とタイトルに名前を出している以上、その内容は「子供の科学のラジオ」の記事の信用に関わります。
        気づいておられるでしょうが、このラジオは特殊でボリュームで加減するのは、低周波信号ではなく、高周波が流れますので配線はクリチカルです。あと、部品配置にいろいろ高感度の秘密があります。記事では図で示してあるのでその通りつくらなけらばその通りに高性能はでません。

        • KEIZO NISHINAGA より:

          少し付け足しますと、雑誌「子供の科学」のラジオ製作記事の信用に関わります。著者の奥沢清吉先生は秀逸な設計で人気がありました。

  3. KEIZO NISHINAGA より:

    >如何せん全体的に音が歪み、期待とは裏腹な結果となりました。
    >ひょっとしてまだどこか配線ミスや部品の取り違いがあるのかも?
    スピーカを使わなかったようですが代わりに8Ωの抵抗を付けましたか。
    又このラジオはボリュームをちょっと上げただけで最大音量になります。ボリュームを廻しすぎませんでしたか。

  4. KEIZO NISHINAGA より:

    「子供の科学のラジオ」のタイトルは取り消してはどうですか。雑誌「子供の科学」の製作記事に忠実に製作せず、回路図の一部をまねただけで出来の悪いラジオが出来たという内容では本家「子供の科学」の評価を毀損します。

  5. KEIZO NISHINAGA より:

    雑誌「子供の科学」の製作記事は忠実に作ると、性能がちゃんと出るので安心でした。トランジスタも今の価値で1個500円相当だと思います。なので2石レフレックスでスピーカーが鳴り、部品点数が少なく実用になるこの記事のラジオは大変役に立ってます。約45年経った現在でも当時作ったラジオはたまに実用に使っています。

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