長らく我が家の茶の間で活躍していた02年製、東芝カラーテレビ(32ZP57)が天珠を全うしました。そこで新たにオリオンの32型ハイビジョン液晶テレビを購入することに。
ブラウン管から液晶テレビへ
先週半ば辺りから時々「プチッ、プチッ」と音を立てながら画面全体が赤みを帯び、その状態がしばらく続くと今度は「ブチッ」という大きな音とともに画面はブラックアウト。
電源を切り少し時間をおいて再びスイッチオンでなんと映像が復活。
一日、二日騙し騙し使っていました。しかし、音声は正常なのですがついには何も映らなくなりました。
そこで遂に昨日、某家電量販店で新たにテレビを購入いたしました。
ほとんど何の下調べもなく、「低価格の32型のシンプルなやつ」という条件に合うものであればメーカーはこだわらないということで今回購入したのが、「オリオン 32V型地上デジタル ハイビジョンLED液晶テレビORION DTseries DT-321HB」というもの。
オリオン電機。一応、日本のメーカーらしいが初めて聞く社名。
地上デジタル放送の受信のみでBSやCSのチューナーはない。
店員の説明によると名の知れた国産メーカーの製品に比べるとやはり見劣りするらしい。
まあ、その分価格は安いわけで壊れたテレビを引き取ってもらうリサイクル料込みで¥35,424(税込)だった。
安い買い物をしたと喜んでいたのですが、アマゾンで調べてみると同じものが¥25,980で売り出されている。
リサイクル料は¥4,000弱だったと思うのでテレビ本体だけだと¥5,000くらい高い買い物をしたことになる。
今回壊れたテレビを引き取ってもらいたいがためにあえて量販店で買ったのですが、通販と対面販売でここまで価格が違うとちょっとショックである。
(ショックはショックだったが、後にもっとショッキングなことになることをこの時はわからなかった。追記にて補足あり。)
同じような機種のNHC-321Bはアマゾンでのテレビの売れ筋ランキングの上位の機種だ。(記事投稿時 ランキング第1位)
NHCとDTシリーズ。このふたつは液晶画面を取り囲む枠部分の仕上げが光沢かヘアライン仕上げかの違いがあるだけで本体そのものには違いがないみたいだ。
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D4映像からHDMIでのデジタル化へ
古いテレビを回収してもらうのだから、その時に配達も一緒にお願いしようとしたのですが配達となると別途配達にお金がかかるということで持ち帰ることにしました。
持ち帰るとすぐに梱包を解き、取説を見ながら諸々のセットアップを完了。
セットアップと言ってもアンテナ線の接続とB-CASカードの挿入だけ。
テレビでの設定は郵便番号の入力さえしてしまえば後はテレビが勝手にしてくれる。
ここで気が付いたのですが、ケーブルテレビのチューナーとの接続がこれまで「D4映像」だったのが「HDMI」になること。
昔ながらのビデオケーブルでも接続は可能ですが、ここはひとつHDMIに対応しているのですからHDMIでの接続をしてみることに。
再び某量販店にHDMIケーブルを買いにクルマを走らす。
アマゾンで1,000を切る価格で販売されているものを1,706で購入。
わざわざクルマを走らせアマゾン価格の7割増しで購入したHDMIケーブルでしたが、映像を見た感じは昔ながらのビデオケーブルでのアナログ映像とそれ程違いはないような感じ。
馬鹿舌で味わう、ペットボトルで買う水と水道水の違いくらいにしか感じられない。
ふたつの映像を同時に並べて見比べてみれば多少の違いが感じられるのかもしれないが、、、、。
自分にとってはその程度の違いでしかなかった。
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オリオン電機の泣き所 CATVリモコンには非対応
映像や音声に関しては何のこだわりもないので普通に映って音が鳴るだけで大満足なのですが、唯一今回ORIONのテレビを買って後悔すべき点があるとするなら、ケーブルテレビのチューナーに付属するリモコンがテレビと連動できないことです。
ケーブルテレビのリモコンでテレビの電源のオン/オフ、チャンネルの切替、音量の調整、消音、入力切替等が出来るのですが、オリオンというマイナーなメーカーのテレビではそれが出来ません。
これは正直、盲点でした。
老舗メーカーと聞いたこともないメーカーの違いをまざまざと感じさせられました。
これまでひとつのリモコンですべての操作をまかなっていたのが、これからは二刀流のリモコン操作で対応しないといけなくなりました。
はっきり言ってこれに関してはメーカーの選択を誤ったとしか言い様がありません。
一部のケーブルテレビ局のチューナーによってはオリオン社製に対応しているものもあるみたいですが、これからテレビを買い換える際もしケーブルテレビを利用しているのであればこの辺りはきちんと確認しておく事をおすすめします。
4Kから8Kという時代にやっと地デジ対応テレビ
我ながら世間の流れから大きく遅れ、今更ながらの地上デジタルの液晶テレビ。
時代は4Kから8Kへ。
最近、技術の発達に伴う商品の新しい展開に全くついていけなくなった。
もうみんな勝手にやって頂戴といった感じ。
8Kのテレビが落ちついてまた新たな技術革新が起きて16Kだ32Kと言われるものが出始めたら格安の4Kテレビでも買おうかな。
その日が来るまでこの度購入したオリオンのテレビには末長く故障知らずで活躍してほしいものです。
そして何はともあれ、14年間の長きに渡って活躍してきたブラウン管テレビに感謝!
以下追記
32型ブラウン管テレビのリサイクル料金 ¥5076也
テレビ購入から2日後、これまで使っていた32型のブラウン管テレビを引き取りに量販店の配達回収担当の方がやって来た。
流石に32型のブラウン管テレビ(カタログ記載重量 55キロ)となるとひとりで動かすわけにはいかない。男性二人がなれた手つきで手際よく運びだしてくれた。
やれやれこれで古いテレビも無事に処分できたと安心していたら、思いもよらない一言が。
「リサイクル料、¥5,076お願いします。」
おい、ちょっと待ってくれ。リサイクル料ならテレビを買うときに払っただろう。
まさか店で払った¥35,424はテレビだけの代金だったのか?
リサイクル料も最初に売り場の店員に確認した時には4,000位だったはず。
回収に来た担当者にどういうことになっているのか聞いた。
新しく買ったテレビの配達と古いテレビの回収を一度で済ませれば安くなったとのこと。
おい、ちょっと待ってくれ。新しく買ったテレビはその場で持ち帰れば安くなると店員に言われてわざわざ自分で持ち帰ったはずだ。
一体自分は損をしたのか得をしたのか?
なんとも釈然としない。
しかし今更トラックに積み込んだテレビを降ろしてくれとも言えず、、、。
請求された¥5,076支払った。
しばらくすると前日の販売担当者から電話があった。
形式的な詫びの電話。
きちんと支払う金額を説明しなかった店員も悪いが、百歩譲って店員任せで確認不足だった自分にも非がないわけではない。いろいろ言いたいことはあったけど、ほとんど何も言わず電話は切った。
なんとも言えない後味の悪さだけが残った。
新しいテレビを買って古いテレビを処分してもらうという至って単純なことだったのですが以外に面倒なことになった。
商品であるテレビを自分で持ち帰るか配達にするのか、古いテレビを回収する際に配達を兼ねるのか回収だけするのか。
今思うとこれら幾つかのパターンで掛かる代金のすべてを書き出して目の前に提示さえしてくれれば問題は起きなかったのだ。
結局、アマゾンで買えば¥25,980で買えたテレビを量販店の持ち帰り特価の¥35,424で買い、回収リサイクル料金に¥5,076かかったことになる。
購入時の初期不良とかを考えればすぐに電話ひとつで駈けつけてくれる地元の量販店が良いが、価格だけで考えるとアマゾンなどでのネットで購入したほうが遥かに安いし玄関先まで配達してくれる。
回収リサイクルに掛かるお金は別として、安物のテレビとはいえ差額分が9,444とは如何なものか。
販売側からすればどちらも適正価格なのかもしれないが、買う側からみればこの価格差をどう判断して良いものか?
はたして、自分は今回良い買い物をしたと言えるのだろうか?
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