年度末、そして新年度。
この季節、テレビやラジオは番組の改編期となる。
これまで当たり前に見たり聴いたりしていたものがなくなるのはなんとも寂しい。
去年の今頃、「笑っていいとも」が終わってしまうと大騒ぎしていた。
普段、観たくて観ていたものでもなし、特別な思い入れもなかったのに
いざ無くなりますとなった時、不思議と得も言えぬ寂しさが、、、。
あれから一年、あの寂しさは何処へやら、
いつの間にか「笑っていいとも」のことなど、殆ど忘れてしまっている。
世間の誰もがみんなそうなんじゃないか?
先ごろ、「福山雅治のオールナイトニッポン」が最終回を迎えた。
福山雅治ファンにしてみればかなりショッキングな出来事だったに違いない。
まあこれも、番組がなくなったことに直に慣れてしまうと思うけど。
1970年代から80年代にかけて
自分が若かりし多感な青春時代に聞いていた深夜放送。
もう二度と聞くことは出来ないと思っていたものがYouTubeにたくさんアップされている。
笑福亭鶴光、タモリ、ビートたけし、所ジョージ、松山千春、
吉田拓郎、中島みゆき、桑田佳祐、長渕剛、明石家さんま、、、、、、。
当時の放送を録音されたものを聞いて懐かしさを感じたのは
しゃべりの部分は当然としても、意外にCMだったりジングルや
番組内のCMフィラー部分に流れていた音楽だったりする。
今では聞くこともないかつてのジングル。やっぱり懐かしい!
大橋純子やEPOがジンクルを演っていたとはこの歳になるまで知らなかった。
ビター・スィート・サンバとこの二人のジンクルの歌声は一生脳内から消えることはないだろう。
青春時代に死ぬほど聞いたからね。
YouTubeは「宝の山」です。
時に芋づる式に懐かしの映像や音楽を見つけ出すことが出来たりします。
今回、70年代・80年代のオールナイトニッポンに関するものから
あれこれ探しまわる中で見つけたわたしにとっての”お宝”がこれ。
「中島みゆきのオールナイトニッポン」で使われていたとされる
ティン・パン・アレーの「野性の馬」と「明日あたりはきっと春」
もうすっかり忘れていた曲だけど、聴いた途端なんとも言えぬ懐かしさがこみ上げてきた。
今まで、曲のタイトルも誰が演奏しているのかも分からなかった。
クロスオーバーなどと呼ばれていたジャンルの海外ミュージシャンの曲だと思っていた。
ところが、「野性の馬」も「明日あたりはきっと春」も日本の曲。それも元はボーカル曲。
ティン・パン・アレー、はっぴいえんど
ずいぶんと先を行っていたんだなと思う。
演奏テクニックだけじゃないアレンジのセンスとかも凄い。
今聴いても全く古臭さを感じさせない。カッコイイ。原曲と比べて聴いても面白いよ。
シローとBREAD & BUTTERのシローは岸辺シローだというのも興味深い。
オクターブ奏法のギターが印象的な耳に心地よいポップで軽快な曲。
「野性の馬」と「明日あたりはきっと春」の2曲は永久保存版だな!
あんな人、こんな人、いろんな人がいたな。
中には「あの人は今!」みたいに感じる人もいたりするけど。
今頃、どうしているんだろう?、、、、、、。
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