毎年、暮れのこの季節、大掃除をしていて欲しくなるものがあります。
スチームクリーナーと呼ばれるやつです。
タンクに水を入れ、熱源で水を沸かし高温の蒸気で汚れを落とすというもの。
深夜のテレビショッピングなどでもおなじみですよね。
台所のレンジやレンジフード等にこびりついた油汚れが、いとも簡単に短時間のうちにキレイになっていく様には毎回感動し、思わず欲しくなってしまします。
シンクのカビやぬめり、はたまた浴室のタイル目地の汚れや水垢も綺麗さっぱり。
フローリングもほらこの通りピッカピカ。おまけに高温のスチームで除菌もできちゃう優れもの。
これさえあればめんどくさい大掃除も楽しくなるだろうな。
でも、本当に使い物になるのかどうかちょっと疑問もあるんですよね。
ひねくれた見方かもしれないけど、テレビショッピングで実際にいろんな汚れを落としているようで、実は落とせる汚れに対してだけのデモンストレーションにしか見えないんですよね。
なんでもよく切れる、切れ味抜群のなんとか包丁だって、包丁にとって都合の良い食材を切って見せているわけだし、スチームクリーナーだって例外ではないはず。
まあ、当然なことなんですが。落とせない汚れに対して蒸気を当てたところでキレイになるわけないし、わざわざそんなことテレビでするわけ無いですよね。売れるものも売れなくなるなだから。
それと、連続使用にどれだけ耐えられるのかという疑問。
かなりの高温となる熱源を持つものなので、長時間使っていると勝手に安全装置みたいなのが働いてスイッチを切っちゃうんじゃないかと思うんですよ。安全のためには必要なことで大事なことだけど、頻繁に途中で使えなくなるんじゃ本当に使いものにならない。
あと、おまけについてくるこれでもかというくらいの先端アタッチメント。
あれあんなに必要なのかね。はじめは、面白がっていろいろ付け替えて試してみるかもしれないけど。
結局、使わずじまいで物置のすみにひっそりと収めこまれるだけ。
普段使っている掃除機にしたっていくつかノズルがあって交換できるようになってはいるけど、使うこと無いしね。それは俺がただ横着者だからかもしれないけど。
よその家庭ではどうなんでしょう?
とか考えているうちに年の瀬はあっという間に過ぎていき、今年もスチームクリーナーを買うことなく大掃除も終わり新年を迎えるんだろうな。
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