去年の夏に安物の自転車を買いました。
最初は近場の釣行用に良いかなと考えていたのですが釣り熱も冷め、結局気晴らしと運動不足解消の一助になればと思い購入に至りました。
自転車もあればあったでコンビニ、スーパー等のちょっとした買い物にも便利の良いものです。しかしながら購入時、前カゴがなく少量の買い物とはいえ、荷物片手に自転車の運転は危険なものでした。
やはり生活の中で自転車を使うには前カゴは必要不可欠であり、新たに取り付けることに。
自転車屋で購入し取り付けてもらっても良いのですが、自分で取り付けられるものであればその方が安上がりだろうと思い適当なものはないかと物色してみました。
そこで目についたのが、ワンタッチでカゴが脱着できる今回(と言っても昨年)購入したタイプのものです。
一度取り付けてしまえばカゴ自体を脱着することはほとんどないと思うのですが、カゴの脱着元のブラケットがボルト2個だけで取り付けられる所がポイントです。これなら素人でも簡単に取り付けられそうです。
取り付けるにあたり特別技術が必要なことがあるわけでなし簡単でした。しかし、ひとつだけ面倒だった事があります。
下に取扱説明書をスキャンニングしたものがあるのでそれを見るとわかると思うのですが、ハンドルの太さによってはスペーサーを使用するようになっています。今回自分が取り付ける時にはスペーサーは必要なかったのですが、少しでもしっかりと取り付けられたらとゴム板を使用しました。このゴム板がなかなか思うように収まらず少し手こずりました。
ブラケットを取り付け、カゴの取り付けを済ましガタツキやボルトの緩みはないかとか実際に自転車を走らせてみました。
すると、少々ブラケットの取り付けボルトの締め込みが弱かったのか、振動でカゴが上に持ち上がったり、お辞儀をしたりと大暴れ。
これではマズイので力を込めてボルトを増し締めしたところ、勢い良くぐるんと6角レンチは空回り。見事にボルトの6角形のネジ山は、、、なくなりました。付属の取り付けボルトはアルミか何かで柔らかい素材のものです。注意して締め込まないと下の写真の様になります。
ネジ山をほとんど失ったボルトを取り外す作業がどれほど大変なものか。
これが取り付け作業全体を通じて一番苦労した。泣きそうになりました。
取り付けボルトに予備があるわけでなく、しょうがないのでホームセンターで代替品を調達。
「ステン M6×20 なべ小ねじ」の10本入。
たったこれだけのネジを買うのにどれだけ悩んだことか。
山のなくなった6角ボルトを片手に売り場にある似たようなサイズのネジをひとつずつ照らし合わせながら探した。多少ネジに関して知識がないと、ホームセンターのネジ売り場とはいえ膨大なネジの中から希望のネジを探しだすのはしんどい。今になって思えば素直に店員さんに聞けばよかったのだろうとつくづく思う。
別に6角ボルトにこだわることはないわけで、こいつをドライバーで力いっぱい締め込んで固定した。これによりブラケットはがっちり固定され振動でカゴが動くことはなくなった。
ただし、製品自体の角度調整の部分に若干の遊びがあり、路面の凹凸を車輪が拾えばカゴは小音ではあるがコトコトと音を立てて上下に振動する。自分にとっては気にならないレベルだけどね。
この手の商品は亜種亜流様々で、見た目では大した違いがない(内部の構造に大きな違いがあるのかもしれないけど?)のにいろいろ売られている。ほとんどがブラケット単体で販売されており、カゴは別に用意する必要がある。
カゴにこだわりがあり、取り付けたいカゴがあるのなら別々に購入するのが良いだろう。
しかし、あまりこだわりがないのであれば、ブラケットとカゴガセットになっているSAGISAKA(サギサカ) ワンタッチワイヤー前カゴ 48705はおすすめです。
他にもRIXEN&KAULにはタイプの異なるホルダーもいろいろあるので参考にすると良いと思います。
去年の夏、自転車を購入。カゴも取り付け深夜の街をさっそうと自転車を漕いでいた時、車道と歩道の段差にタイヤを取られスッテンコロリ。自転車ともどもアスファルトに叩きつけられました。幸い大した怪我もなく、自転車もこれといったダメージはなかった。そして何より「ワンタッチ ワイヤー前カゴ」は全体を覆っている黒いビニールの角の一部がちょっと擦れただけで、強い衝撃を受けたであろうがほとんど変形もしなかった。強度的にも衝突安全性は抜群であったのだ。でもしばらく体は痛かったよ。
実はあの転倒事故以来、自転車には怖くて乗っていないのだ。
陽気も良くなり、暖かくなってきたのでまた気を取り直して乗てみるかな。
今度は転けないように。
コメント