流れるはずのトイレの水が流れない!
見る見るうちに便器に水が溜まっていく。
棒の先にゴム製の半球状のカップが付いている、通称シュポシュポなどと呼ばれるモノで何度も何度もシュポシュポしてみるものの、一向に水は流れていく気配さえない。
緊急事態発生だ!
一瞬、プチパニックに陥るものの冷静にならなければ。
素人が力任せにシュポシュポしてもダメなものはもう専門の業者さんにお願いするしかない。
その前に一体どこで排水が妨げられているのか、分かる範囲で調べてみた。
トイレの排水は敷地内の屋外排水管を通って下水の本管へ流れ出るようになっている。
屋外の排水管には汚水桝や点検用のマンホールがある。これらを調べるだけである程度トラブル箇所がわかる。
トイレは1階にあり汚水は壁を隔てた向こうに汚水桝がある。まずここを点検。
そうすると、もうここで汚水があふれんばかりにたまっている状態。
次に汚水桝から近い点検用のマンホールを開けて調べようとすると、マンホールがない。
無いわけはないのだが、マンホールがあると思われるところには長年の間に多くの土砂が堆積し完全に塞いだ状態で何処にあるのかわからない。
陽も傾きこれ以上バタバタしても始まらないということで撤収。
トイレがひとつしか無い場合だと夜中でも電話して業者さんに何とかしてもらわないと困るが、幸いポンコツながら我が家には2階にもうひとつトイレがある。急場はそれでしのぐことにした。
翌朝、普段見ることも使うこともなかった「タウンページで」業者さんを調べ電話した。
30分経つか経たないくらいですぐに来てくれました。
これまでの状況を話すとトラブル解消に向けての作業手順や料金についての説明があり、何はともあれ、たまっている汚水を下水本管へと流すのが先決ということで強力な水圧で排管のつまり箇所を押し流すことに。
家庭用100Vの高圧洗浄機に比べ格段のパワーがあると思われるエンジン式の高圧洗浄機で長い長いホースを下水の本管側から管に通し詰まり箇所に高い水圧をかけていきます。
排水管は途中一箇所、L字に直角に曲がる箇所があり、そこがどうもそこが詰まっているみたいでした。
少しずつ汚水桝に溜まっていた水は引き始め、しばらくするとほとんど流れ出てしまいました。
今度は汚水桝側からも水圧をかけて、一応詰まっていた箇所は100%解消されました。
これにて一件落着になればいいのですが、今回詰まっていたであろう排水管の付近に枇杷の木の切り株があり、ひょっとするとこの枇杷の木の根っこが管に悪影響をもたらしているかもしれない事が判明。
業者さんによると庭に植えた樹木の根が成長の過程で排管に影響をもたらすことはよくあることだと言うことでした。しばらく様子を見てまたトラブルが起こるようであれば、地中に埋め込まれた排管を掘り起こす大掛かりなことになるかもです。
今回の高圧洗浄機の施工で4万円余りの出費。
突然の出費のためか結構厳しいものとなりました。
しかしトイレがずっと使えない状況がずっと続くと思えば、、、。
テレビコマーシャルで「水のトラブル」とか「トイレのトラブル」とかやっているのを何気なく見ていたけど本当にトラブルはあるんですね。自分の身に降りかかってみて始めてことの大変さがわかった。
ところで、あの「シュポシュポ」やるやつ「ラバーカップ」て言うらしいです。知ってました?
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